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屋久島の夜の宴
土曜日。朝からおいちゃんはウキウキしていました。
「今日はおばちゃん達が来るから」
と。夕方ごろから、一人また一人と近所のおばちゃんがやってきて、居間で
雑談が始まりました。

自分との対話でなく、土地の人同士の会話となると、横で聞いていても理解
できるのは良くても半分くらいです。話がヒートアップしてくるとそれは全く
理解できない音声になってゆきました。

 ▽会話の一部を録音しました
 http://www.i-yan.com/travel/voice/talk_yakushima.mp3


日も落ちた頃、おいちゃんは次々と料理を運んできました。
人数が多かろうと、徹底的におもてなしをする姿勢が感じられました。
おばちゃん達は「ほんに良か人じゃ」と言っていました。

食卓に上がったのは『首折れサバの刺身』。何とも物騒な名前ですが、これは
鮮度を保つために釣ったサバの頭をその場で落として血抜きをしたものです。
皆、酢醤油にワサビを溶いてこれを食べ始めました。自分でも試してみると、
酢の風味によって若干の臭みが消える感じがしました。


食事が終わると、酒盛りが始まります。芸人をしていたおいちゃんが三味線を
弾き、20年来の相方の山崎カシコさんが太鼓を叩き、それに合わせて皆が
入れ替わり立ち替わり踊ります。

 ▽三味線と太鼓にあわせて踊るおばちゃん達
 http://www.i-yan.com/travel/vol8/ob_dance.html

 ▽おいちゃんの舞踊
 http://www.i-yan.com/travel/vol8/oi_dance.html


「おいちゃん」「おばちゃん」と書いてはいますが、平均年齢は70歳以上の
「おじいちゃん」「おばあちゃん」達です。しかしこれだけ元気に踊り、
大きな声で歌い、笑う。そのパワーに驚かされました。いつまでもお元気で!



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