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縄文杉を見に登山しました。
屋久島を少し登れば、広大な屋久杉林が広がっています。その中でも最長の
樹齢を誇る縄文杉がひときわ有名です。

そこへの道のりは観光チックなノリではなく、片道4時間とも5時間とも
言われる本格的な登山の果てに、ようやく辿り着けるものだと聞きました。
バックパッカーの装備は登山の装備とは似て非なるもので、登山に向けては
不安と不足を感じていました。しかし躊躇していては始まらない。重い荷物を
『川口のおいちゃん』の家に預け、寝袋と食料と応急処置セットあたりを
背負い、登山を開始しました。

森の中は、無法地帯のように木々が生えています。切り株の上に根付いた木や、
大きな岩を飲み込むように育った木、人ひとりが入れるような“うろ”を持つ
木など、一つ一つに立派な名前を付けられそうな、長い時の産物が無数にあり
ます。水場も無数にあり、木々も岩々も全てがコケに覆われています。

 ▽屋久島での登山はこんな感じ(遭難してはおりません)
 http://www.i-yan.com/travel/vol9/tozan.mov

 ▽ヤクシカは平気で人間の前に姿を見せます
 http://www.i-yan.com/travel/vol9/yakushika.mov

道無き道を進み、かつてはトロッコが通っていた線路跡を延々歩き、
とんでもない傾斜の山道を登った先に、縄文杉はありました。

 ▽縄文杉
 http://www.i-yan.com/travel/vol9/jomon.html

その時感じたのは、美でも感動でも無く、ただただ大きな達成感でした。



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