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┃ 旅の最中のよい香り Vol.011
│ 2005/07/26 http://www.i-yan.com/
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○私は今ここにいます : 台湾 高雄市
ニイハオマ〜?いいやんです。
関東地方に大きな地震があったそうで、ニュースを知ってとても驚きました。
幸いにも大きな被害には繋がらなかったと聞いています。しかしこれは、更に
大きな地震の前触れかも知れませんので、関東地方にお住まいの方はどうか
お気をつけ下さい。
私がバックパッカーに突っ込んであるストロー型浄水器『mizu-Q』は、生水
でも飲めるようになる頼もしいアイテムです。人口が集中する都市部での
災害時には、水や食料が充分に行き渡らない可能性があります。万が一の
時のために持っておいて損はないでしょう。東急ハンズで2000円前後でした。
▽『mizu-Q』
http://www.i-yan.com/travel/vol11/mizu-q.html
──今号のもくじ──
■物件紹介:高雄の住み込み宿とその暮らし
◆連載:今週のムービー
■物件紹介:台東のリゾートホテルとその暮らし
◆連載:こどもえま
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□物件紹介:高雄の住み込み宿とその暮らし
ただいま台湾生活の拠点としている、高雄市の宿『富國大厦』です。
▽物件紹介:富國大厦
http://www.i-yan.com/travel/vol11/bukken_takao.html
駅や繁華街から近く、開けた道に面して管理人も常駐している便利で安心の宿。
特に無料レンタルの自転車が、街あるきの強い味方となっています。
大家さんは御年78歳のローさん。ローさんは毎日欠かさずNHKのニュースを
見ながらメモを取り、知らない外来語を調べては自分の知識とする、大変に
勉強熱心なおじいちゃんです。
旅行好きで日本通のローさんと話すと、色々なことを教えてもらえます。
そのせめてものお礼として、日本に関する調べものについては、私がネット
カフェで調べてローさんにレポートするという形をとっています。
本日、ローさんからもらった宿題は、唱歌「夏の思い出」の歌詞の全文。
この曲だけ、楽譜を持っていないそうです。歌い出しが確か…
♪夏がくれば 思い出す はるかな尾瀬 遠い空
…えーっと、その先は………と、考えていたら、
「2番もね」
だって。
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◇今週のムービー
台湾の家庭に客が来たとき、お茶を出すのは家の主人の仕事です。そのため、
各家庭にはご主人自慢の茶器があります。
茶壺(急須)で煎れたお茶は、濃さを均一にするために茶海という器へと
注がれ、そこから各自の湯のみへと注がれます。
その一連の流れは茶盤というお盆の上で行われ、茶器を温めたり茶こしを
洗ったりする際にはふんだんにお湯を使います。豪華な茶盤はいくつかの
高さの縁のある台で構成されており、こぼれたお湯は台の上を流れて排水口
へと落ちる造りになっています。
▽とあるご家庭でのご主人のお茶の煎れっぷり
http://www.i-yan.com/travel/vol11/ocha.avi
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□物件紹介:台東のリゾートホテルとその暮らし
ローさんのマブダチで、滞在中に色々とお世話になっている王さんから
電話がかかってきました。
「あのね、明日、台東の温泉に行くから、
高雄駅の改札に8時50分に集合。わかった?」
『はい、わかりました!』
唐突な展開には、迷わず飛び込むに限ります。
「寝袋と水着、持ってきてね」
王さんが元々予定していた旅行に連れて行ってもらえるようです。台湾の
ホテルは「1部屋いくら」なので、人数が増えても予算は大して変わりません。
ただしベッドは無いので、寝袋で床で寝るなら来ていいよ、ということです。
そんなわけで、おじいちゃん2人・おばあちゃん4人と共に、電車に揺られる
こと2時間。知本温泉にあるリゾートホテル『東台温泉飯店』へと到着しました。
▽物件紹介:東台温泉飯店
http://www.i-yan.com/travel/vol11/bukken_taito.html
ホテルの周りには何も無く、何も出かける必要も無く、おいしいご飯を食べて
好きなように時を過ごします。
適度に羽虫の浮いたプールで泳ぎ、熱い硫黄泉に肩まで浸かり、プールサイドで
甘い薬草茶を飲みながら温泉たまごを食べました。見上げればヤシの木だけが
空ににょきにょきと伸びています。先の台風で葉はほとんど吹き飛ばされていました。
『……あれ〜? 俺ってさあ……何でこうしてるんだっけ?』
馬鹿ンスの真っ只中、あまりの現実感の無さに自分を見失いました。
満ち足りた環境下で、思考回路はどんどんのれんに腕押しになっていきます。
“日頃の喧騒”を忘れていくこの感覚は、楽な方へと流されていきながらも、
その喪失感のために『元に戻れなくなったらヤバい』という焦燥感が募ります。
そんなジレンマを抱えつつ数日間を過ごすと、帰り道には、
「すっかり怠けてしまった!帰ったらまずアレをして、次にこーしてあーして」
なんて後悔交じりの気持ちになっていました。
しかし、その時ふと気付きました。結果として心身共にリフレッシュされ、
とても充実していることに。あー、そういうことか。まんまとしてやられた
感じがします。生活に緩急をつけることの意味を再認識しつつ、徹底した
“緩”の時間を提供するリゾートホテルってすごいと思いました。
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◇今週のこどもえま
▽こどもえま
http://www.i-yan.com/travel/vol11/kodomo050726.html
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※ジャンクフードから伝統料理、怪しい缶詰や調味料に至るまで、
世界各国の食べ物の情報を募集しています。大概のものは口に入れて
レポートいたします。 宛て先はこちらまで→ myugo60@hotmail.com
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