旅の最中のよい香りindex


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┃   旅の最中のよい香り Vol.004
│     2005/06/08 http://www.i-yan.com/
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 ○私は今ここにいます : 山口県 下関市

こんにちは、いいやんです。
「国土交通省」の文字も見飽きてきた今日このごろ、いかがお過ごし
でしょうか。大阪府から国道2号線をたどり、本州のしっぽにあたる
下関まで来ることができました。1号線を500キロ、2号線を500キロ。
合計で1000キロを走破したことになります。これは地球一周4万キロの

およそ40分の1にあたります。地球ってやっぱりでかい。


下関といえばふぐが有名ですが、このふぐを捕る「はえなわ漁」は、
一昨日泊まった徳山という港町が発祥の地だそうです。…とはいえ、
ふぐは地元でも高級品なので、そう簡単には口に運ぶ機会は無さそうです。

──今号のもくじ──

  ■お好み焼き文化の最前線?「マヨカツ丼」
  ◆ 連載:鼻歌ヒットチャート
  ◆新連載:こどもえま
  ■「ディアソフト」に注目!


□お好み焼き文化の最前線?「マヨカツ丼」

三原市から東広島市への道すがらの山中、一軒のうどん屋を見つけました。
「手打ちうどん・手打ちそば」と看板にあります。そして店頭には
「ソースカツ丼・マヨカツ丼」との貼り紙が。ピンときました。手打ちの技を
身に付けた職人でありながら、遊び心を忘れない店主像が頭に浮かびました。

店内に入ると若い男女の店員さんが二人います。「マヨカツ丼」頼んでみました。

 ▽マヨカツ丼
 http://www.i-yan.com/travel/vol4/mayokatsu.html



揚げたてのカツと、ダシで煮た玉ねぎと、半熟の溶き卵で構成された
真っ当に作られたカツ丼の上に、大胆にもマヨネーズ・かつお節・青のり・
紅しょうがをトッピングしてあります。ソースが無いだけで、まるっきり
お好み焼きのノリです。

ですが、食べてみて納得しました。マヨネーズとかつお節が半熟卵の味わいを
よりまろやかで濃厚なものにして、青のりと紅しょうがが、従来のカツ丼には無い
新たなる風味を吹き込んでします。意外性のあるうまさでした。

しょうゆ味にも合うマヨネーズは、日本料理との相性がかなり良いみたいです。


◇今週の鼻歌ヒットチャート

国道2号線に入ったというのに、前回1位の奥田民生「ルート2」までまさかの
圏外落ち。総入れ替えとなった今週の鼻歌ヒットチャート。

 1位 日曜日(スピッツ)
 2位 ヨイトマケの唄(美和明宏)
 3位 スターゲイザー(スピッツ)

突如、ヨイトマケブームが訪れ「ヨイトマケの唄」が2位にランクイン。
ブームの原因はホームシック?いやいや、断じて。

その後『スピッツのアルバム「名前をつけてやる」の2曲目ブーム』というものが
訪れました。歌詞の中で川を渡ったり峠を越えたりしてるので、かなりシンクロして
しまいます。曲名が思い出せずに気になったことも影響し、ブームが長引き1位へと
登りつめることとなりました。

スピッツ繋がりで3位の「スターゲイザー」がランクインしていますが、歌い出しが
同じ『♪遠く遠く』の、桑田佳祐の「月」も同じくらい頻出しています。

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◇新連載 「こどもえま」

みうらじゅん氏は、ムカつくほど下らないお願いが書かれた絵馬を「ムカエマ」と
呼びました。ムカエマあるかな〜と神社の絵馬を眺めていたら、それとは別のもの
に興味をそそられました。それが「こどもえま」です。
このコーナーでは毎週1枚、「こどもえま」を紹介します。

 ▽こどもえま
 http://www.i-yan.com/travel/vol4/kodomo050606.html


□「ディアソフト」に注目!

広島から南下する際に、日本三景の一つである宮島の厳島神社へ寄りました。
宮島へは、大野町の宮島口からJRのフェリーで往復340円で渡ることができます。

フェリーを降りると、そこにはたくさんの鹿が歩き回っていました。
駅前は広場のような作りになっていて、あちこちで鹿と人が戯れています。
ちょっぴりディズニーランドのようでもありました。

 ▽鹿はこんなにもリラックスしています
 http://www.i-yan.com/travel/vol4/shika.html



持ち合わせていたミューズリーを撒いて遊ぶことしばし。広場正面のお店に

気になるのぼりを見つけました。こう書かれています。「鹿ソフトクリーム」。

これはえらいことです。「鹿ソフトクリーム」ですよ!全く想像がつきません。
“鹿”には“ディア”とフリガナが振ってあります。

 ▽もちろん頼んでみました『ディアソフトクリーム1つ下さい』
 http://www.i-yan.com/travel/vol4/shikasoft.html



手にとって思いました。そう来たかっ!と。
コレ、びっしりトッピングされているのは麦チョコです。ボリボリと噛み砕く
触感と同時に、冷たいソフトクリームを味わうのは、かなりの新感覚です。

そしてもう一つ。このソフトクリームは素晴らしい機能を備えています。
「溶けない」のです。この炎天下に、ひんやりしたまま待っていてくれます。
これは麦チョコの構造が、よくあるアルミを蒸着した発泡スチロールのシート

と同じように、断熱材の役割を果たすからだと思われます。

このアイディアは、ソフトクリーム業界にとって、かなり画期的なことでは
ないでしょうか。麦チョコトッピングが、この宮島を中心として全国的に
広まって欲しい…そう思います。名前はもちろん「鹿ソフト」のまんまで。


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│      発行者:いいやん

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