いいやんのウェブサイト

アフガニスタン料理 カブリポラウ

カブール風の炊きこみご飯。牛骨スープで炊かれた米粒は、脂とゼラチン質を
まといつやが出ている。米の中には骨つきのスジ肉のかたまりが埋もれている。
スジ肉は柔らかくスプーンで崩れるほど。トッピングはなんとレーズン。茹で
てホカホカプリプリになったレーズンは独持の甘みが薄れさわやかな風味だ。

スジ肉をほぐし米と共にいただく。米はこってりとして淡い塩味。赤身はほろ
りとほぐれゼラチン質はとろりとける。レーズンを口に運べば、酸味と甘みに
シフトしていく味わいに舌がまた肉のうまみを求めはじめる。つけあわせの紫
玉ネギをかじると新鮮な野菜の風味との対比にメリハリを感じられる。

(写真右:カボチャの煮物『カドゥ』)

Copyright © 2013 i-yan.com All Rights Reserved.