熊本県熊本市
『いきなりだんご』『ジャンボいなり』
和菜の店「一ら久」 63円,126円
いきなりだんご


 むちっとした皮の中に分厚いさつまいもの輪切りとあんが入っている。 さつまいもの優しい甘さがあり、あんは脇役としてサポートしている感じ。
ジャンボいなり


 油揚げのみならず中までじゅわっとジューシーで、米がほろほろとやわらかく崩れる。 タケノコの鋭い触感と、歯先をクリックするゴマが楽しい。

『ラーメン杏仁豆腐セット』
ささのは 500円
ラーメン


 あっさりとんこつスープにニンニク油を垂らしてある。 チャーシューはしっかりしていてうまみが強い。
杏仁豆腐


 ぶにゅーんとした感触で厚みがあり、喉越しが心地よい。 クコの実らしき赤い実が乗っており、果実酒のふわっと鼻に抜ける香りがした。 実はとてもやわらかく、甘みと複雑な苦味・酸味があった。

『太平燕』
らん蘭 720円


 中国が起源の五目春雨スープ。具は、 かまぼこ・あさり・白菜・豚肉・えんどうまめ・揚げ卵・えび・人参 ・きくらげ・豆苗。

 春雨のクキクキと豆苗のザクザクという二大歯応えが終始頭に響き、 そこに一口ごとにグニャだのボリボリだのいろんな音が加わる。 スープはあっさり塩味ながら、具からしみ出したうまみが混ざり合い濃厚だ。

『味千ラーメン』
味千ラーメン 500円


 黒い外観の店に入ると、黒が主体の内装にコの字のカウンター。黒は熊本城の色。

 きくらげの触感はジャキジャキと歯に心地よい。 麺はちゅるんとしたストレートで、 ニンニク油に包まれるとほんのりぺペロンチーノの感覚もする。 チャーシューは肉の繊維と脂身のゼラチン質が共存して、やわらかい口当たり。

郷土料理三種盛合わせ
酒菜家 吾 1000円
 店名の由来は『シンゴの吾』だとか。シンゴさんはテキパキしていて人当たりが良い。 ぐっさんに似てる。
お通し


 玉ねぎと人参の細切りが入って、上にセロリの葉が乗っている南蛮漬け。 魚のうまみがぎゅっと凝縮されている。
郷土料理三種盛合わせ
ごぼうフライ


 パリパリの衣の中にごぼうの香りが立ち込める。 揚げられたごぼうは香ばしく、衣も負けじと香ばしい。 シンプルながら思いのほかハマる。
辛子蓮根


 揚げたてでホカホカ。メリッとした衣の下にザクリとレンコンの繊維がある。 ツーンと鼻に抜ける風味の中にもレンコン本来の味わいがする。
豆腐味噌漬け(山うに豆腐)


 とろっと崩れそうななめらかな触感。 チーズのような発酵臭があるけれど後味は味噌のものだ。 沖縄の「豆腐よう」にも似ている。癖と塩味はかなり強い。


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