台北市
『香腸飯』
長安西路78巷あたり 55元


 腸詰めのスライスの乗ったご飯。腸詰めはオイリーで熟成臭がする。 しっかりした塩味と濃い甘み。触感はぷにぷにしていて、じっとりと油が染み出る。

 添えてあるもやしとニラはニンニクで炒めたもの。 ニンジンは茹でて炒り卵と混ぜたよう。さつま揚げは、本当にさつま揚げなのかを 疑ってしまうほどモチモチとして、でも味はちゃんと魚だ。

『涼麺(小)』
士林夜市の屋台 35元


 麺を茹でてタレつけて置いといて、客が来たらトッピングをして出すといういいかげん麺なのに、んまい。 むちむちとした弾力の麺に、どろっとしたゴマ風味のタレがよく絡んでいる。 きゅうり・豚肉・ザーサイ・ニンニクがトッピングされている。 ザーサイのサクサクした歯応えのため、茹でて時間の経った麺の触感がさほど気にならない。

『臭豆腐 鴨血』
林家 40元


 臭豆腐は、豆腐を石灰等の中で発酵させたものだ。当然ながらにおいが凄いが、口へ運ぶ時には 意外とにおいは気にならない。しかし何だか鼻をやられてしまうのか、何度か食べたが風味がよくわからない。 臭豆腐は水分が少なく“す”がたくさんたっていて、噛むとほぐれていくような触感が混じる。

 臭豆腐を辛いスープで煮込んだものと、一緒に煮ていた鴨の血を固めた具の盛り合わせだ。 スープはかなり辛く少しの酸味がある。臭みは無い。飲むと汗がタラーリと出てくる。 鴨の血はプリッとしていてレバ刺しのような触感だけれど、デザートでも通用するほど柔らかい。 味が薄めなので、大きさにも関わらずすんなりと胃袋に納まる。 ここにもザーサイの細切れが入っており、コリコリした触感がする。

『滷味』
小朱滷味 60元


 並んだ具から好きなものを選んで煮込んでもらう形式のお店。 具をひと口サイズに切り、おでんのつゆに似たスープで煮込み、器に盛って 甘い味噌と辛いタレをトッピングする。

 血を混ぜて固めたもち米(黒く四角いやつ)は、粘り気と弾力があり焦げた餅の香ばしさ。 湯葉はダシが染み込んでいる。さつま揚げは固めでコシがある、もっちりとしたおもしろい触感。 鹿児島で食べたさつま揚げと比べて触感は全く違うけれど、甘くコクのある味はかなり似ている。 いわしのすり身のような香ばしさもする。

『羊肉炒飯』
市場裏手 80元


 5mm角玉ねぎ・卵・細切り羊肉が入った、塩コショー味の炒飯。 細かく散った肉と卵が米と馴染んで共に口へ入る。 かなり肉はたくさん入っており、噛み締めるたびに旨みと香りが口いっぱいに広がる。 若干高めだが、羊の風味を豪快に味わえる。



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