カントー
  メコン川デルタ地帯の都市カントー。 熱帯の肥沃なこの土地は多くの農作物を産出する。

  広大なメコン川の支流に分断された土地では、 人々は船を日常の交通手段としている。 人や物資や農作物を運ぶのはもちろん、 市場もまた川の流れの上で開かれる。

『バゲットサンド』
水上マーケットの船屋台 5000ドン


タイスキ鍋で煮込まれた特製の茶色いタレをザパザパとかけてくれる。 2種のチャーシューと野菜入り。甘口しょうゆ味。 中はしっとりジューシーなのに、パンの表面はパリンとしている。

『フーティエウ・ヘオ』
水上マーケットの船屋台 6000ドン


水面上に手を伸ばし丼が行き交う船屋台。 食べる側にテーブルは無いので、唐辛子や醤油などの調味料をあらかじめ入れて コショーを振ってから渡してくれる。 細い米麺はほんの数秒しか湯通ししないが、スープの中で徐々にほぐれゆく。 もやしたっぷりザクザク。とろっとした豚肉と豚レバーが入ってる。

『豚肉入り2色麺』
川沿いの集落の屋台 5000ドン


やわらかい豚肉がどっしりと乗り、豚レバーのスライスが1枚入る。 もやし、キャベツ、揚げオニオンが浮くスープの中には、 細い米麺のフーティエウと太く平たい小麦粉の麺の2種類が潜んでいる。

『タッテーオ』
道具屋街の食堂 7000ドン


煮豚がしっかりたくさん入り、やはりこの店も豚レバーの薄切りが1枚。 ネギ、フライドオニオン、もやし、黒コショーが入り、好みでライムを搾る。 テーブルには生唐辛子とニンニクを酢で漬けた、キムチの匂いのする調味料がある。

麺の形が非常に変わっている。長さは5cm程で両端は細くなって途絶えている。 表面は非常に滑らかでぬめぬめヌラヌラとしており、箸で掴むのに苦労するほど。 ちゅるんと滑るように口へ入る。


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